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第4回 情報収集・整理の技法

学習内容

情報収集の技法

アンケート / ヒアリング / インタビュー / ブレーンストーミング

情報整理・分析の技法(前半)

KJ法 / パレート図 / ABC分析 / 散布図 / 管理図

重要ポイント

ブレーンストーミングは「質より量」「批判禁止」「自由奔放」「結合便乗」

KJ法は「カード化→グループ化→タイトル付け→図解化→文書化」の順番

パレート図は重要な項目を調べるときに使う

ABC分析は重要度に応じてグループ分け

散布図の相関関係は「右肩上がりが正の相関」「右肩下がりが負の相関」

管理図は管理状態にあるかを調べるときに使う

練習問題1

問題解決手法の一つであるブレーンストーミングのルールとして,適切なものはどれか。(IP_H22春_問3)

ア 各自でアイディアを練り,質が高いと思うものだけを選別して発言する。

イ 他人が出したアイディアを遠慮なく批判する。

ウ 他人の出したアイディアに改良を加えた発言は慎む。

エ 突飛なアイディアも含め,自由奔放な発言を歓迎する。

正解 エ

ブレーンストーミングのルールは「質より量」「批判禁止」「自由奔放」「結合便乗」の4つです。この中の「自由奔放」のルールにマッチしているのがエですね。

アは「質より量」が正しいので「量より質」なのは間違いですね。

イは「批判禁止」のルールに反してますね。

ウは「結合便乗」OKなので他人のアイデアを改良しても問題ないですね。

練習問題2

パレート図の説明として,適切なものはどれか。(IP_H23秋_問14)

ア 作業を矢線で,作業の始点/終点を丸印で示して,それらを順次左から右へとつなぎ,作業の開始から終了までの流れを表現した図

イ ニ次元データの値を縦軸と横軸の座標値としてプロットした図

ウ 分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し,重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図

エ 放射状に伸びた数値軸上の値を線で結んだ多角形の図

正解 ウ

パレート図は重要な項目を調べるときに使うが重要ポイントですが,今回の問題のように図の形状について聞かれる場合もあります。ということで,パレート図は降順の棒グラフと累積の折れ線グラフというのも覚えておきましょう。

アはアローダイアグラムの説明です。後日学習します。

イは散布図の説明ですね。

エはレーダチャートの説明です。これは次回学習します。

練習問題3

ABC分析の説明として,適切なものはどれか。(IP_H22春_問23)

ア 不具合がどのような原因によって起きているのかなどを,魚の骨に似た図によって系統的に把握する手法

イ 二つの変数の間に関係があるかどうかを,収集したデータを用いて解析する手法

ウ 母集団からサンプルを抜き取って検査を行い,サンプル中の不良個数によって母集団の品質を判定する手法

エ 優先的に管理すべき対象を明確にするために,売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法

正解 エ

ABC分析は重要度に応じてグループ分けする手法でしたね。今回の問題とは関係ありませんが,パレート図とセットで使うことが多いというのも重要なポイントですよ。

アは特性要因図の説明です。これは次回の学習内容です。

イは散布図ですね。ここでいう関係というのは相関関係のことですね。

ウはサンプリングの説明です。サンプルを抜き取ってなのでサンプリングです。そのままですね。

サンプリングはどうでもいいですが,散布図と特性要因図は試験対策上重要です。特性要因図は次回の学習内容ですけどね(p_q;

練習問題4

気温と売上高の関係が負の相関となっているものはどれか。(IP_H23春_問15)

正解 イ

負の相関は右肩下がりの散布図です。

アは右肩上がりなので正の相関ですね。

ウは気温が上昇しても売上高に変化がないので相関なしです。

エも売上と気温が無関係なので相関なしです。

正の相関と負の相関はしっかりと覚えておきましょう。

練習問題5

製造業のA社では,製品の組立てに必要な部品を購買している。A社では,自社の仕入金額全体に占める割合が大きい部品を,重点的に在庫管理を行う対象として選びたい。このとき利用する図表として,適切なものはどれか。(IP_H23春_問11)

ア ガントチャート

イ 管理図

ウ 特性要因図

エ パレート図

正解 エ

重点的に在庫管理をしたい,つまり重要なものを選びたいということです。なので,パレート図が正解ですね。

問題の順番的に管理図だと思いましたか?!(@v@

アのガントチャートは日程の管理に使う図です。後日学習します。

イの管理図は工程に異常がないか,管理状態にあるかを調査するときに使う図でしたね。

ウの特性要因図は原因と結果の関係を整理するときに使う図です。これは次回学習します。

在庫管理の管理という言葉に釣られずに正解できましたか?

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