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第30回 テスト工程

学習内容

テスト工程

単体テスト / 結合テスト / トップダウンテスト / ボトムアップテスト

システムテスト / 機能テスト / 性能テスト / 負荷テスト / 運用テスト / 受入れテスト

ホワイトボックステスト / ブラックボックステスト / 信頼度成長曲線

重要ポイント

単体テストはモジュール単体で行うテスト

結合テストはモジュール間インタフェースを検証するテスト

システムテストでは機能テスト,性能テスト,操作性テスト,負荷テストなどを行う

運用テストは実際の環境を使って行うテスト

ホワイトボックステストではプログラムの内部構造に注目する

ブラックボックステストではプログラムの外部仕様に注目する

練習問題1

ソフトウェア結合テストに関して説明したものはどれか。(IP_H22春_問34改)

ア 開発者側が開発の最終段階のテストとして実施し,システム要件を満たしているか確認する。

イ すべての命令や分岐条件などを網羅するホワイトボックステストによってプログラムが仕様書どおりに動作することを確認する。

ウ プログラマが検証ツールやチェックリストを利用して,プログラムがコーディング基準に従って作成されていることを確認する。

エ プログラム間のインタフェースが整合していることを確認する。

正解 エ

結合テストではプログラム(モジュール)間のインタフェースに問題がないかを検証します。分かりやすく言えば,モジュール同士を結合して問題なく動作するかを確認するテストです。

アはシステムテストの説明です。機能,性能,操作性といったシステム要件を満たしているかを確認します。

イとウは単体テストの説明です。いずれにしても単体のプログラムに問題がないかを確認します。

今回の講義動画では○○テストというのが沢山出てきましたので,しっかり区別して覚えていきましょう。

練習問題2

実環境と同様のハードウェア,ソフトウェアを準備し,端末からの問合せのレスポンスタイムが目標値に収まることを検証した。このテストはどれか。(IP_H25春_問32)

ア システムテスト

イ ソフトウェア結合テスト

ウ 単体テスト

エ ホワイトボックステスト

正解 ア

システムテストは機能や性能,操作性などがシステム要件を満たしているかを確認するテストです。端末からの問合せのレスポンスタイムが目標値に収まるかを検証するのはシステムテストの一環です。

イの結合テストは練習問題1の通りですが,モジュール間のインタフェースを検証するテストです。

ウの単体テストはモジュールごとにプログラム単体に不備がないかを検証するテストです。

エのホワイトボックステストはプログラムの内部構造に注目してテストを行うことです。

練習問題3

システム開発のテストを,単体テスト,結合テスト,システムテスト,運用テストの順に行う場合,運用テストの内容として,適切なものはどれか。(IP_H28春_問43改)

ア 個々のプログラムに誤りがないことを検証する。

イ 性能要件を満たしていることを開発者が検証する。

ウ プログラム間のインタフェースに誤りがないことを検証する。

エ 利用者が実際に運用することで,業務の運用が要件どおり実施できることを検証する。

正解 エ

運用テストは実際の運用環境で,利用者が主体となって行うテストです。主に業務手順書や利用マニュアルの通りにシステムが運用できるかどうかを確認します。

他の選択肢は練習問題1,2でも出てきてますのでもう大丈夫だと思いますが,アは単体テストの説明で,イはシステムテストの説明で,ウは結合テストの説明です。

練習問題4

入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確認していく,システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテスト方法はどれか。(IP_H21春_問42)

ア 運用テスト

イ 結合テスト

ウ ブラックボックステスト

エ ホワイトボックステスト

正解 ウ

システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能(外部仕様)について検証するテスト手法はブラックボックステストです。

反対にシステムの内部構造に注目して検証するテスト手法はホワイトボックステストです。

アとイの選択肢はもう説明しなくて大丈夫ですよね?(^^;

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