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第33回 プロジェクトマネジメント

学習内容

プロジェクトマネジメント

プロジェクト / 3大制約条件 / PMBOK / ステークホルダ / プロジェクト憲章

重要ポイント

プロジェクトには新商品開発プロジェクトやシステム開発プロジェクトなどがある

PMBOKはプロジェクトマネジメントの知識体系の名称

ステークホルダは利害関係者のこと

プロジェクト憲章は立上げ時にプロジェクトの存在を正式に承認するために作成する

練習問題1

プロジェクトの例として,最も適切なものはどれか。(IP_H24秋_問43)

ア 銀行では,ATMの定期点検を行う。

イ 工場では,生産実績に関する月次の報告書を作成する。

ウ 商店では,人気のある商品の仕入量を増やす。

エ ソフトハウスでは,大規模なオンラインシステムを新規に開発する。

正解 エ

プロジェクトは,特定の目的を達成するための有期性かつ独自性のある業務のことです。分かりやすい例では,新商品開発プロジェクトやシステム開発プロジェクトなどが該当しますので,エの選択肢が正解です。

反対に,ア〜ウの選択肢は継続性や反復性のある業務ですので,いわゆる定例業務(ルーチンワーク)に該当します。

練習問題2

PMBOKについて説明したものはどれか。(IP_H27春_問41)

ア システム開発を行う組織がプロセス改善を行うためのガイドラインとなるものである。

イ 組織全体のプロジェクトマネジメントの能力と品質を向上し,個々のプロジェクトを支援することを目的に設置される専門部署である。

ウ ソフトウェアエンジニアリングに関する理論や方法論,ノウハウ,そのほかの各種知識を体系化したものである。

エ プロジェクトマネジメントの知識を体系化したものである。

正解 エ

PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)は,プロジェクトマネジメントの知識体系ですので,エが正解です。

アは以前学習したCMMIのことです。CMMIはシステム開発を行う組織のプロセスの成熟度を評価するためのモデルですが,このモデルを使ってどう改善していけば良いかなどを考えることも出来ます。

イはPMO(Project Management Office)の説明です。複数のプロジェクトに関係する問題(プロジェクト間の人員調整など)を解決したり,各プロジェクトを支援することを目的とした組織です。講義動画では説明していませんでしたが,余裕があれば覚えておいてください。

ウはSWEBOK(SoftWare Engineering Body Of Knowledge:ソフトウェア工学知識体系)の説明ですが,これはスルーで問題ありません(^^;

練習問題3

システム開発プロジェクトにおけるステークホルダに関する記述のうち,適切なものはどれか。(IP_H28春_問54)

ア システム開発プロジェクトに参画するプロジェクトチームのメンバはステークホルダである。

イ システム開発プロジェクトの実行又は完了によって,売上の増加やシステム化による作業効率向上などの恩恵を受ける人及び組織だけがステークホルダである。

ウ システム開発プロジェクトの費用を負担するプロジェクトスポンサだけがステークホルダである。

エ システム開発プロジェクトのプロジェクトマネージャ自身はステークホルダに含まれない。

正解 ア

ステークホルダは利害関係者のことです。選択肢にあるプロジェクトチームのメンバ,システム化の恩恵を受けるユーザ,プロジェクトの費用を負担するスポンサ,プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャ自身などはすべてステークホルダに該当します。

利害関係者といわれると,外部の関係者のみをイメージする方が多いようですが,プロジェクトに携わる内部の人間も含まれていることに注意してください。

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