スコープマネジメント
スコープ / WBS
スコープマネジメント
スコープ / WBS
タイムマネジメント
アローダイアグラム / 人月計算 / ガントチャート / マイルストーン
WBSは作業分解図のことで,プロジェクトの作業を階層構造で表現した図
アローダイアグラムは作業の所要時間や前後関係を整理した図
クリティカルパス上の作業の遅れは全体の遅れに繋がる
ガントチャートは所要期間の予定と実績の対比に適した図
作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ,プロジェクトのスケジュール作成において使用する図として,適切なものはどれか。(IP_H25春_問44)
ア アローダイアグラム
イ 管理図
ウ 特性要因図
エ パレート図
正解 ア
アローダイアグラムは作業の所要時間や前後関係を整理するための図で,プロジェクトのスケジュール作成においてもよく利用されています。
またアローダイアグラムにおいて,遅延が許されない最も重要な作業経路をクリティカルパスといいますので,こちらもあわせて覚えておいてください。
ちなみに,他の選択肢はストラテジ分野の用語ですが,ちゃんと覚えてますよね?
管理図は工程が管理状態にあるかどうかを調べるための図で,特性要因図は特性(結果)と要因(原因)の整理に使う魚の骨のような図で,パレート図は重要な項目がどれかを調べる棒グラフと折れ線グラフが組み合わさった図でしたね。
図に示すプロジェクト活動のクリティカルパスはどれか。(FE_H26春_問53)
ア A→B→E→I→L
イ A→C→D→E→H→K
ウ A→C→F→I→L
エ A→C→G→J→L
正解 エ
クリティカルパスを見つける方法は,最も時間の掛かる作業パスがどれかを総当りで調べます。
考えられる作業パスは次のとおりです。
1.A→B→E→H→K 11日
2.A→B→E→I→L 11日
3.A→C→D→E→H→K 12日
4.A→C→D→E→I→L 12日
5.A→C→F→H→K 13日
6.A→C→F→I→L 13日
7.A→C→G→J→L 14日
よって,クリティカルパスは最も時間の掛かるA→C→G→J→Lのエが正解になります。
ただし今回は,選択肢のどれがクリティカルパスかと聞かれているわけですから,選択肢の4つのうちどれが最も時間の掛かる作業パスかを考えるだけで答えに辿り付けますね。受験テクニックとして押さえておきましょう。d(^^
ある作業を6人のグループで開始し,3か月経過した時点で全体の50%が完了していた。残り2か月で完了させるためには何名の増員が必要か。ここで,途中から増員するメンバの作業効率は最初から作業している要員の70%とし,最初の6人のグループのの作業効率は残り2か月も変わらないものとする。(IP_H21秋_問30)
ア 1
イ 3
ウ 4
エ 5
正解 エ
6人で3か月作業を行うと,6人×3か月で18人月の作業が完了します。
残りが50%ですから完了した分と同じ18人月の作業が残っていますが,同じ6人で行うと18人月÷6人で3か月掛かります。これを2か月で完了させるためには,
18人月÷○人=2か月
となり,普通に考えれば9人ですが,追加の要員の作業効率は70%と問題文中にあります。これを考慮して計算式を考えると
18人月÷(6人+○人×0.7)=2か月
となります。つまり,(6人+○人×0.7)が9人を超えれば2か月以内で完了するということなので,
6人+○人×0.7>9人
となり,5人が正解と分かります。ちなみに最後は不等式を解いても良いし,選択肢を当てはめて考えても問題ありません。(ウの4人だと8.8人で,エの5人だと9.5人だからエが正解というふうに)
プロジェクトマネジメントのために作成する図のうち,進捗が進んでいたり遅れていたりする状況を視覚的に確認できる図として,最も適切なものはどれか。(IP_H24春_問31)
ア WBS
イ ガントチャート
ウ 特性要因図
エ パレート図
正解 イ
選択肢の中で,作業の進捗管理に使えるのはガントチャートだけですね。ガントチャートは,作業の予定と実績を帯グラフのように図式化して視覚的に確認できるようにしたものです。図の形が思い出せなければ,もう一度講義動画を確認してください(^^;
選択肢の中ではWBSも今回の学習内容でしたね。プロジェクトを実施する作業を階層構造で表現した図といえば,図の形も連想できるでしょうか?こちらも思い出せなければ,講義動画で確認しておきましょう。
特性要因図とパレート図は練習1の解説の通りです。
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