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第49回 画像データ

学習内容

画像データ

解像度 / 画面解像度 / 画像データサイズの計算問題

重要ポイント

解像度は画像や画面のきめ細かさを表す指標

画像データサイズは横ドット数×縦ドット数×1ドットあたりのデータ量(ビットとバイトの単位変換も忘れずに)

練習問題1

PCの画面表示の設定で,解像度を1,280×960ピクセルの全画面表示から1,024×768ピクセルの全画面表示に変更したとき,ディスプレイの表示状態はどのように変化するか。(IP_H22春_問73)

ア MPEG動画の再生速度が速くなる。

イ 画面に表示される文字が大きくなる。

ウ 縮小しないと表示できなかったJPEG画像が縮小なしで表示できるようになる。

エ ディスプレイの表示色数が少なくなる。

正解 イ

解像度は画像や画面のきめ細かさを表す指標ですが,この問題の解像度は画面解像度のことなので,ディスプレイに表示されるドット数のこととして考えます。

同じPCのディスプレイで,ディスプレイに表示されるドットの数を1,280×960ピクセルから1,024×768ピクセルに変更すると,1ドットのサイズが大きくなります。1ドットのサイズが大きくなれば,画面に表示される文字や絵は大きくなります。

1ドットのサイズが大きくなるということがピンと来なければ,(実際にはありえない解像度ですが)解像度を2×2ピクセルから1×1ピクセルに下げるという風に考えてみます。

そうすると,2×2の場合は1つの画面に4ドットで,1×1の場合は1つの画面に1ドットなので,1ドットのサイズが大きくなっているとイメージしやすいと思います。

練習問題2

300×600ドットで構成され,1画素の情報を記録するのに24ビットを使用する画像データがある。これを150×300ドットで構成され,1画素の情報を記録するのに8ビットを使用する画像データに変換した。必要な記憶容量は何倍になるか。(IP_H28秋_問78)

ア 1/12

イ 1/6

ウ 1/4

エ 1/2

正解 ア

画像データのサイズ(容量)は,横ドット数×縦ドット数×1ドットあたりのビット数で求めます。

そうすると,元の画像データのサイズは,

300×600×24

で求められます。また,変換後の画像データのサイズは,

150×300×8

で求められます。これを比較するために割り算を行うと,

(150×300×8)÷(300×600×24)=1/12

となります。

今回の計算では必要ありませんでしたが,ビットをバイトに変換したり,k(キロ)やM(メガ)に単位を整えたりといった作業も必要にある場合がありますので,この辺りもしっかりと確認しておいてください。

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