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第6回 在庫管理

学習内容

発注管理

定期発注 / 定量発注 / 2瓶方式

原価計算

売上原価

棚卸評価

先入先出 / 後入先出

重要ポイント

定期発注は決まった期日に発注,厳密な管理が可能

定量発注は決まった量ずつ発注,手間は少ない

売上原価 = 期首残高+当期仕入高−期末残高

先入先出は先に入ったものから先に販売する

練習問題1

在庫管理における定期発注方式に関する記述として,適切なものはどれか。(AD_H19春_問73改)

ア 重要度の高い品目を管理するのに適した方式である。

イ 単価が低く,品質劣化の心配が少ない品目を管理するのに適している。

ウ 常に一定量を発注する方式である。

エ 発注点方式ともいわれている。

正解 ア

定期発注方式は,厳密な在庫管理が可能なので,重要度の高い品目の管理に適しています。

イ〜エの選択肢はすべて定量発注方式に関する記述です。

イに関して,品質劣化の激しい商品の場合は,消費期限に応じて定期発注を行う必要がありますが,そうでないなら定量発注で問題ありませんね。

練習問題2

期首商品棚卸高20百万円,当期商品仕入高100百万円,期末商品棚卸高30百万円のとき,当期の売上原価は何百万円か。(AD_H19春_問65)

ア 50

イ 70

ウ 90

エ 110

正解 ウ

売上原価 = 期首残高+当期仕入高−期末残高に当てはめて解いても良いですね。

もしくは,元々20合ったところに100仕入れたので120個あるはずです。期末にカウントしたところ30でしたから,

120−30で,

90が売れた分(売上原価)と理屈で考えてもいいですね。

練習問題3

商品Aを先入先出法で評価した場合,当月末の在庫の評価額は何円か。(FE_H23春_問76)

ア 3,300

イ 3,600

ウ 3,660

エ 3,700

正解 エ

5日と30日に商品Aを合計で60個払出しています。

先入先出法なので,古いほうから60個払出していることになります。つまり,1日の前月繰越分10個,4日の仕入分40個,7日の仕入分から10個で合計60個です。

残っている分は7日の仕入分20個,10日の仕入分10個の合計30個です。これに単価を踏まえて計算すると

20×130+10×110 = 2,600+1,100=3,700

となります。

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