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第9回 損益分岐点分析

学習内容

損益分岐点分析

損益分岐点売上高 / 損益分岐点売上高の計算例

重要ポイント

損益分岐点売上高は損失と利益の分岐点となる売上高

損益分岐点売上高=固定費÷(1−(変動費÷売上高))

練習問題1

売価が20万円の新商品を売り出して,8,000万円を売り上げた。固定費は4,000万円であり,利益は2,000万円のマイナスであった。利益をマイナスにしないためには,あと何個以上売る必要があるか。(IP_H21春_問14)

ア 100

イ 200

ウ 400

エ 800

正解 ウ

損益分岐点分析の問題は公式に当てはめて解くと簡単です。ただし,この程度の問題なら公式を使うまでもありません。

固定費が4,000万ということは,商品を1つも売らなければ,この4,000万円分が丸々赤字になります。

8,000万円(20万×400個分)売り上げたところ,利益が−2,000万であったとのことなので,ちょうど固定費の半分はペイできたことになりますね。

つまり,もう半分頑張れば丁度利益が0になるわけですから,あと8000万円分(400個)売ればいいということですね。

普通は公式を使いますが,本番で公式を度忘れしてしまった場合でも,こういうふうに解ける問題もありますので,あきらめずに解いてくださいね(^^;

練習問題2

損益計算資料から求められる損益分岐点となる売上高は何百万円か。(IP_H21秋_問13)

ア 160

イ 250

ウ 300

エ 360

正解 ウ

この問題は,きちんと公式を使って解いてみます。公式は「固定費÷(1−(変動費÷売上高))」でしたね。(講義動画では,分数で表現してますけども……)

まず,固定費です。固定費は「製造固定費」と「販売固定費」に分かれて記載されていますが,両方を合計すると120になります。

次に,変動費です。変動費も「材料費」と「外注費」に分かれて記載されていますが,両方を合計すると240になります。

売上高は記載どおり400で問題ないですね。

これを公式に代入して解きます。

120÷(1−(240÷400))

=120÷(1−(0.6))

=120÷(0.4)

=300

ということで,300が正解です。

公式はしっかりと覚えておきましょうね(^^b

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