本文へスキップ

貴方の成長を手助けする無料IT資格スクール

ITパスポート講座 講義動画もあるよ

第8回 費用の種類

学習内容

費用の種類

固定費 / 変動費 / 固定費と変動費の計算例

重要ポイント

固定費は売上に関係なく固定で発生する費用

変動費は売上に応じて変動する費用

練習問題1

販売価格が12万円の製品を製造するのに,表のような案Aと案Bがある。販売数量によって,どちらの案が有利かが決まる。案Aと案Bにおいて,有利さが逆転する月間販売数量(有利さがちょうど同じになる月間販売数量)は何個か。(AD_H18春_問66改)

ア 400

イ 500

ウ 600

エ 700

正解 イ

選択肢のアから順に案Aと案Bがどちらが有利なのかを検証していきます。今回の問題では,販売価格はどちらも同じなので,費用のみを計算すればOKです。

400個の場合

案A:1,000万+7万×400個=3,800万

案B:2,000万+5万×400個=4,000万

(※費用の少ない案Aが有利)

500個の場合

案A:1,000万+7万×500個=4,500万

案B:2,000万+5万×500個=4,500万

(※どちらも同じ費用で有利不利はない)

600個の場合

案A:1,000万+7万×600個=5,200万

案B:2,000万+5万×600個=5,000万

(※費用の少ない案Bが有利)

ということで500個を境に有利不利が逆転しますね。

練習問題2

単価200円の商品を5万個販売したところ,300万円の利益を得た。固定費が300万円のとき,商品1個当たりの変動費は何円か。(IP_H23秋_問6)

ア 60

イ 80

ウ 100

エ 140

正解 イ

まず,変動費の総額を計算します。

200円の商品を5万個販売したということは,売上高は

200円×5万=1,000万円 になります。

売上高から利益を引いた金額が費用の総額になるので,費用の総額は

1,000万円−300万円=700万円 です。

700万円の内,固定費が300万円ということは,残りは全て変動費なので,

700万円−300万円=400万円 となります。

変動費の総額が400万円ということが分かったので,今度は商品1個当りの変動費を求めます。

このときの変動費は商品を5万個販売したときの変動費ですから商品1個当たりの変動費は,

400万円÷5万円=80円 となります。

(問題1についても言えることですが)これといった解き方はありませんが,固定費と変動費の意味が分かっていれば計算できるはずです。

ただし,少し慣れが必要かもしれませんね(^^;

講義動画の内容について質問があります。その場合、どのように質問すれば良いですか?

ご質問については、講義動画の下にあります「Facebookのコメント機能(※1)」または「Youtube側のコメント機能(※2)」をご利用ください。

頂いたご質問内容については、適宜、Q&Aに転用いたしますので、予めご了承ください。

※1 Facebookへのログインが必要です。

※2 Youtubeサイトへの移動が必要です。

講義動画選択リスト